[生産性が6倍に]時間感覚フィックス法&「フロー」への入り方

コンディショニング

ヤッホー♪けんちゃんです。

現代人は、ジャンクフードやSNSといった超常刺激によって、没頭力が金魚以下にまで落ちていることが判明しています。常に「時間がない」と焦っており、何かしていないと落ち着かなくなっています。これでは、物事に集中できるはずがありません。

そこで、本記事ではまず「時間感覚をフィックスする方法」を解説します。それから、集中をも超えた「没頭」である、フロー(アスリートにとっての『ゾーン』と同じ)への入り方のコツをお伝えします。

時間感覚フィックス法

①退屈を追い求めよ

あなたは、今からタイマーで3分計り、その間は「何もしない」でいることができますか?

やってみると実感できるのですが、これが結構大変です。退屈で手持ち無沙汰になり、何か脳に刺激を入れたくなる衝動に駆られます。しかし、これを乗り切れば、あら不思議!脳がスッキリして、リラックスしているような感覚を得られます。なぜなら、脳の「タスク切り替えによる疲れ」を防ぐことができるからです。

こういった、「適度な退屈」は、クリエイティブな発想力を司る「DMN(デフォルトモードネットワーク)」の働きを活性化させてくれます。人間は、ぼーっとする時間を設けてこそ、自分が抱えている問題の打開策をひらめくようにできているのです。

また、ぼんやりしている時間に、脳は記憶を整理してくれます。外部からの情報を遮断することで、学習内容は定着するというわけです。

そんな、知能労働をする人々に欠かせないDMN。なんと、このネットワークは、フローに入る前のウォームアップとして有効だということがわかっています。爆発力を発揮したいのなら、その前に何もしない時間を設けること。これが、フローに突入する前の準備です。

②4秒吸って8秒吐く呼吸

人間は、息を吸ったときに力が入り、吐いたときにリラックスします。燃え尽きずに高いパフォーマンスを発揮し続けるためには、心を落ち着かせることが必要です。

そこで有効なのが、「息を吸う時間の2倍の長さで息を吐く」深呼吸です。メンタルが不安定な人は、総じて呼吸が浅くなっています。これが、不安や焦燥に繋がり、人間を現実逃避に走らせてしまうのです。人は、時間がないと感じるほど、手っ取り早い偽造快楽に手を出してしまいがちですから。

息を吐くことにフォーカスした深呼吸は、自然の中で行うと相乗効果が得られます。自然に触れながら瞑想をすることは、精神の疲れを癒す最高の行動です。初めは、息を吐くのに8秒もかけることは大変かもしれません。そんな時は、「吸う4秒&吐く6秒」のサイクルにするなど、負荷を落として徐々にレベルアップしていくのがおすすめです。

フローに入りたいなら、フローに執着してはいけない

時間感覚を整えたところで、いよいよ「没頭」を目指すフェーズに入ります。

ここで、肝に銘じておかなければならないのが「フローを追い求めるな」ということ。人間は本来、注意散漫がデフォルトであり、集中力をコントロールし続けるのは至難の業です。

(↓集中力を操ることの難しさについては、こちらの記事に綴っています)

[獣のパワーを利用せよ]現代人の集中力をハックしよう!
ヤッホー♪けんちゃんです。 「現代人の没頭力は金魚以下だ」ということが、研究により判明しています。 これはゆゆしき事態ですよね。どうすれば、私たちの集中力を最大限に引き出せるのでしょうか。この難題を解く鍵は、「獣と調教師」にあります。 「獣...

だからこそ、「フローに入らなければ!」と強く思うほど、力んでしまって没頭しにくくなります。それによって「自分は集中力がないんだ・・・」というネガティブな自己暗示にかかり、また物事に手がつかなくなるという負のスパイラルに陥りやすくなってしまいます。

フローは、狙ったときに百発百中で入れるものではありません。過度な期待はせずに淡々と、なすべきことをなすことが大切です。それが、自分に失望しないための最善策です。

フローに入るコツ「SMARTの法則」

マインドセットを心得た上で、フローに入りやすくなるテクニックをお伝えします。マッキンゼー・アンド・カンパニーの研究で、フローに入ることができれば、生産性が500%も向上することがわかっています。つまり、約6倍になるのです!

そもそも、人間はどんなときに、驚異的な集中力を発揮できるのでしょうか。

その答えは2つで、「目の前にデカいご褒美が吊るされているとき」と「生命の危機にさらされたとき」です。これは、先ほど示した「現代人の集中力をハックしよう!」の記事でもお話ししました。

ここからは、これらの感覚を作り出す工夫「SMARTの法則」をご紹介します!

S(Specific): 具体的であること

 M(Measurable): 測定可能であること (「目標、現在地、ゴールまでの距離」を数値化)

A(Achievable): 達成可能であること(丁度良い難易度)

R(Relevant):関連性があること(自分の価値観と結びついている)

T(Time-bound):締め切りがあること

これらを反映した計画の例は、以下のようになります。

(例)FP3級に、2ヶ月で合格したい人の勉強計画

S:FP3級を学ぶことで、保険や税金についての知識をつける。それによって、マイクロ法人を立ち上げて1人社長となったときに、あらゆる手続きを自分の力で行えるようにする。

M:学科試験で、60点満点中36点以上

 実技試験で、100点満点中60点以上

A:FP3級の合格率は、約80%。コツコツと勉強すれば、十分合格できる。

R:FPの勉強は、自分の価値観である「自分の足で立って生きる」ことを実現する一助となる。

T:試験まで、あと2ヶ月。

ぜひ皆さんも、SMARTの法則を自分の目標に当てはめてみてください。ゴールがはっきりして、行動を起こしやすくなるはずです!

まとめ

いかがでしたか。没頭力を高めるためのワークは、紙に書いて行うことで効果が上がります。時間感覚を改善し、目標をSMART化することは、あなたの人生を変えるきっかけになるかもしれません。この記事を読んでくれたあなたの没頭力が、以前よりも向上することを願っています。

どうぞよしなに☺️

(参考文献)

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