ヤッホー♪けんちゃんです。
皆さんがサービスを買うときに「あの人が運営しているから」「あの人がおすすめしているから」という理由で購入する人は多いでしょう。
ここから言えるのは、「人々は、『信用』にお金を出している」ということです。現代は、信頼されている者が生き残る時代なのです。
信用が命の時代に適合した「リベシティ」
信頼をお金に換えることを体現している具体例として、「リベシティ」の事例を紹介します。
リベシティとは、チャンネル登録者数280万人を超えるYouTuberである両学長が運営する「お金の勉強オンラインコミュニティ」です。リベシティの加入人数は、ちょっとした市区町村レベルにまで上っており、経済がグルグルと回っています。
そんなリベシティには、ユニークな制度があります。それは、「応援会員制度」です。リベシティでは、
月額2000円(ペンギン会員)
月額3000円(イルカ会員)
月額5000円(パンダ会員)
月額10000円(トラ会員)
の4つのプランがあります。しかし、驚くべきことに、4つのプラン全て、利用できる機能は同じなのです。「それじゃあ、皆ペンギン会員に入るじゃん。」と思うかもしれませんが、実際のところそうなってはいません。パンダ会員やトラ会員も、たくさんいるのです。これこそ、まさに「応援代」としてユーザーがお金を払う典型例でしょう。トラ会員の人は、リベシティの更なる発展に自分のお金が役立てられることを願って、月に10000円も出しているのです。
これは、「サービスを庶民にも安く提供したいなら、高価格帯の枠を設けよ。」の原則にものっとっています。

マーケティングで必須の心理学「顧客とファンの違い」
皆さんがビジネスを行う上で意識しなければならないのは、お客さんを「ファン」に育て上げることです。この2者の違いは、「機能を目当てであなたのところに来ているか、それともあなたを信頼して、応援のために来ているか」です。あなたが苦しいときに支えてくれるのは、ただのお客さんではなく「あなたのファン」です。
個人が切り盛りするラーメン屋さんを例に考えてみましょう。コロナ禍で、飲食店は経済的な打撃を受けました。多くのラーメン屋が潰れたことは、想像に難くありません。しかし、そんな中でも、倒産しなかったラーメン屋もあったのです。前者と後者の違いは何か。答えは明白です。潰れたラーメン屋を今まで利用していたのは「ラーメン目当てのお客さん」だったのに対し、生き残ったラーメン屋を訪れていたのは「店主が目当てのファン」だったのです。
お客さんは、外出を自粛しなければならない状況下でわざわざラーメンを食べに行きません。ところが、ファンは「自分がラーメンを食べに行かなくなったら、店長、赤字になっちゃうな。そういえば、店長のお子さん、今年から大学生だったよな。学費がかかるよな。助けてあげないと。」というところまで考えるのです。その結果、店を継続できるだけのお金が、パンデミック下でも入ってきた、というわけです。
皆さんも自分らしさを徐々に発揮していって、「サービスそのものよりもむしろ、あの人が目当てなんだよね。」と買い手に言ってもらえるような人間になりましょう。
「顧客がしているのは認知。勝者が勝ち取っているのは、認知の上位互換である『人気』」
2つ目の例を挙げます。芸能人の失言や不倫がすっぱ抜かれて、その人が仕事を失うことは珍しくありません。しかし、ラーメン屋の事例よろしく、活動を続けられる人もいます。
ある女性タレントと男性歌手が不倫をしたケースを考えてみましょう。2人は世間からバッシングを受けました。女性タレントは一気に仕事が消えましたが、男性歌手のコンサートには観客が訪れ続けました。2人の違いを「顧客持ちとファン持ち」とは別の言い回しで表現します。
ズバリ、「女性タレントは認知はされてはいたが、人気はなかった。男性歌手は、人気があった。」のです。周囲に自分の存在が知れているからと言って、その人たちが自分を助けてくれるとは限りません。自分が、信頼を得ていないと意味がないのです。
これは、「好感度<信頼度」という原則にも通じます。
歯に衣着せぬ物言いをするカリスマは、アンチを抱えていることが往々にしてあります。しかし、それと同時に、そのカリスマがアフィリエイトした商品が飛ぶように売れ、Amazonから在庫がなくなることもあります。つまり、「好感度が低い人間でも、信頼度が高い場合がある。そして、信用の力は、好感度を凌駕する」のです。逆に、好感度が高い人間でも、生き方が薄っぺらければサービスは売れません。有名人でも、クラウドファンディングで成功する人と失敗する人がいるのはこのためです。
まとめ
いかがでしたか。ただ単純に品質向上だけを追い求めていたら、薄利多売競争に揉まれてすり減っていくだけです。自分がオンリーワンになるためには、信頼口座の残高を増やしていくことが不可欠なのですね。
では、どうすれば信用を得られるのか?
僕の考える答えは「習慣を継続する姿を見せましょう。」です。例えば、ブログやSNSの毎日更新がわかりやすいでしょう。そういった日々の積み重ねを徹底するからこそ、お客さんが「この人、すごい。かっこいい!」と感銘を受け、ファンへと進化していくのだと考えます。
ノーペイン・ノーゲイン。これからも僕と一緒に、有意義な苦しみに飛び込み続ける大切さを背中で語り、「濃いファン」の数を増やしていきましょう。
どうぞよしなに☺️
(参考文献)
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