(フェーズ1)コンディショニング
ヤッホー♪けんちゃんです。
受験漫画などではよく「寝ずに勉強する主人公」の姿が、偉大なものとして描かれます。
しかし、それは本当にかっこいいことなのでしょうか?
むしろ、「セルフケアができていない」という点で、恥ずべきことなのではないでしょうか。
今回は、「人生を変えたいならば、真っ先に改善すべき習慣第2位」にランクインしている「睡眠」をハックする方法を解説していこうと思います。
睡眠不足は、タバコよりも身体に悪い
初めに、睡眠不足の悪影響についてお話しします。数え出すとキリがありませんが、今回は3つ紹介します。
①脳がゴミ屋敷になる
皆さんは、「グリンパティックシステム」という言葉を知っていますか?
これは、睡眠中に脳が掃除されることを意味しています。(横を向いて寝ると効果が高まる、と言われています!)
睡眠不足だと、この「グリンパティックシステム」が上手く機能しません。そのため、本来なら夜中に洗い流されているはずの老廃物が朝まで残り、翌日の不調に繋がってしまうのです。
②脳と身体の老化が進む
1日4時間ほどの睡眠を1週間続けるだけで、脳は10年分以上も老化し、なんと元には戻らないそうです。
もちろん、身体のダメージも計り知れません。(ダメージ=炎症)
睡眠不足になると、脳はまず「自分が寝不足だと自覚する部位」から動かなくなります。
これは、ショートスリーパーという幻想にも繋がります。本物のショートスリーパーなんて、全人口の中で1桁のパーセントしか存在しません。ほとんどは、「寝不足に気づくことができなくなった人」なのです。
③不誠実になる
寝不足だと当然、メンタルも崩壊します。脳内で炎症系の物質がガンガン分泌されるからです。そのため、人への言動が粗野になったり、ネガティブなことばかり言ってしまったりして、信頼を失うことになりかねません。自分も鬱っぽくなるわ、他人の信用もなくすわ、という悲惨な事態を避けるために、人と会う3日前からはきちんと眠っておきたいですね。睡眠不足のダメージは、3日間は続くので。
入眠のコツ
ここまで説明すれば、睡眠不足の恐ろしさはご理解いただけたかと思います。
ここからは、「何を工夫すれば、ぐっすり眠ることができるのか」にフォーカスして、話を進めていきたいと思います。
キーワードは、「食事・運動・お風呂」です。
①食事
大前提として、夕食は寝る3時間前までには済ませましょう。消化を行うために、胃に血がいっている時間を考慮するのです。この間は交感神経が優位になるので、深い眠りの妨げになります。
また、「何を食べるか」も重要です。キムチなどの辛いものを夜に食べるのは、深部体温が下がることに繋がるので有効です。他にも、ヨーグルトといった乳製品や、魚も良いですね。良質なタンパク質と脂肪が、ホルモンバランスを整えてくれます。山盛りのキャベツの上にサバの水煮をのせて食べると最強です。食物繊維も摂取できるので!
②運動
朝日を浴びて、30分ほど散歩するだけでも、その日の睡眠の質は上がります。セロトニンというリラックスホルモンが、夜に分泌されやすくなるからです。(逆に、夜にデジタルデバイスを触ることは、脳を覚醒させるのでNGです。)
また、夕方に筋トレをするのも効果があります。身体に適切な負荷を与えると、夜の眠気が誘発されます。
③お風呂
最近は、「風呂キャン」などという忌々しき言葉が流行しています。睡眠の質を高める観点では、これは有り得ない悪行です。湯船に浸かることは、一気に体温を上げる効果があります。その後、すぐに涼しい場所に移動することで、急激に体温を下げることができます。この深部体温の落差で、人間は眠くなるのです。お風呂にはリラックス効果もあるので、毎日入りましょう。
それでも眠れないときや、中途覚醒したときは
このような工夫を施しても、なかなか寝付けない日や、夜中に目が覚めてしまう日もあるでしょう。
そんなときに使える小技が「意地でも寝ようとしない」です。(ただし、食事をすることや光を浴びることは禁止)
人間は元来、あまのじゃく的な性質を持っています。中途覚醒して再び寝つくのに苦労する人は「寝なきゃ!」というプレッシャーで緊張してしまっているのです。
そこで、「今日は絶対に朝まで寝転びながら、ボディスキャン瞑想をするぞ!」などと意気込んで瞑想をしていれば、かえって寝落ちしやすくなる、というわけです。あまのじゃく性質を逆手にとるのですね。
独特のテクニックですが、僕が試した中で、なんとこれが最も効きました。皆さんも騙されたと思って、一度検証してみてください。
まとめ
いかがでしたか。
人間は、人生の3分の1を寝て過ごします。この3分の1を極めれば、残りの3分の2の質も爆上がりします。
あなたの人生が、睡眠によって目覚めますように。
(参考文献、おすすめ睡眠ガジェット)
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